福祉用具開発事業コラム

HOME / 福祉用具開発事業コラム一覧 / ヘッドガードフィット / 転倒事故防止にもつながる?子供用保護帽について解説

ヘッドガードフィット

2022/11/30
転倒事故防止にもつながる?子供用保護帽について解説
WELFARE COLUMN

ヘッドガード・保護帽とは

保護帽とは簡潔に言うと衝撃を吸収する発泡素材が内蔵された『頭を守る帽子』です。転倒や家具・遊具・お友達同士での『ごっちん』による頭部への衝撃を緩和します。衝撃吸収材には『ピタフォーム®』という抜群のエネルギー吸収性・高い制振効果・優れた耐久性・優れた安全性(RoHS指令対応)を持ち、パソコンケース等で衝撃吸収材・制振材として高い評価を受けている素材を使用しています。ピタフォーム®を内蔵した帽子は無帽の時に比べて事故重症化リスクが軽減する実験結果があり、その衝撃吸収効果が立証されています。実用性と安全の証でもある一般財団法人 製品安全協会の定める衝撃緩和帽SG認証を取得した商品のご用意もございます。

子供用保護帽について

お子様のつかまり立ちやよちよち歩きを見ているとき、公園のブランコや鉄棒、お友達と夢中になって遊んでいるのを見て『大丈夫かな?』、『お願いだから落ちないでね』、『ぶつからないでよ』などと心配になることはありませんか?しかし、どんなにママ・パパ・家族が気を付けても転倒やブランコ・鉄棒・ジャングルジムからの落下、お友達同士での『ごっちん』は起きてしまいます。すぐに立ち上がって、また元気に遊ぶことができれば問題ないのですがケガに繋がってしまうこともあります。保護帽があればそれを防げるかもしれません。また、障害をお持ちで転倒のリスクが高いお子様もいるかと思います。保育園ではそのようなお子様に保護帽の着用を勧めるケースが少なくありません。
弊社では室内でも室外でも利用できるお子様向けの様々なデザインやサイズの保護帽をラインナップしております。商品選定にお困りの際は遠慮なくご相談ください。

保護帽は乳児・赤ちゃんの転倒事故防止にも活用できる

0~3歳児
近年、抱っこひもからの転落によりお子様がけがをしてしまう事故がたびたび報告されています。中には頭蓋骨骨折の重傷に至ってしまったケースも起きています(事故情報データバンクシステム参照)。 歩行時の転倒に限らず日常生活の中では頭部をぶつけ外傷に至るケースがいくつもありますが、これらの事故は保護帽を着用することで防ぐことができるかもしれません。 細心の注意を払いお子様と接することで事故を防ぐことができるかもれませんが、いつ・どんなとき・どのような事故が起きるかわかりませんので万が一に備え保護帽着用をご検討ください。

1~2歳児
赤ちゃんが歩き始めるのは平均すると1歳頃と言われています。よちよち歩くのを見守ったり、手をつないだりしてママ・パパが補助しますが一人で歩き始めるのは本当にあっという間です。しかし、まだ体と頭のバランス割合は4等身ほどといわれており、頭部が重くバランスが崩れやすいため転倒はつきものです。転倒してケガをしてしまったあとに『あのとき目を離さなければ…』『手を一緒に繋いでいれば…』と考えてしまうこともあります。その心配も保護帽があれば解消出来るかもしれません。

なぜキヨタが子供用の保護帽の開発も始めたのか?

弊社の保護帽は障害者(児)の転倒や自傷行為、高齢者の転倒による頭部への衝撃を緩和する帽子として福祉分野では広く認知されています。近年では医療の進歩から明らかに障害を持っているとは判断できないが、その疑いのある所謂グレーゾーンと言われるお子様をお持ちのご家族から『子供用の保護帽はないか』という問合せをいただく機会が増え、お子様向け(1~6歳)商品の需要を再認識しラインアップ拡充に着手しております。調査を進めるとグレーゾーンのお子様に限らず広く転倒や、室内であれば家具の椅子や机、室外であれば鉄棒やジャングルジム、お友達同士の等へのごっちんによる頭部へ衝撃の加わる事故を確認することができました。
また、それらを受け2021年1月には一般財団法人 製品安全協会より衝撃緩和帽のSG基準が制定されています。少しでもママ・パパの心配を取り除くこと、転倒がお子様のトラウマになり大好きだったことに億劫になってしまなわいようにという思いから本商品の開発に至っております。

子供用の保護帽・ヘッドガードを選ぶ際の注意点

保護帽子を利用する際には必ずサイズをご確認ください。衝撃緩和機能があってもサイズが合わず、万が一の際に帽子が脱げてしまっては意味がありません。サイズ調整機能がある商品もありますが、製品の特性上サイズ調整ができない商品もございます。お子様の成長は早くあっという間です。そのためサイズアウトを見落としてしまう可能性もあります。大変恐縮ですが定期的なご確認をお願いいたします。
ご希望の方は弊社(東京都港区)にお越しいただくことで購入前の試着が可能です(要予約)。遠方でお越しが難しい場合にはご相談いただければと思います。

子供用の保護帽でおすすめのキヨタの保護帽

衝撃吸収材の配置を考慮し、通気性の良いメッシュ生地を使用しているので蒸れにくく夏場や屋外での着用でも快適です。お子様に人気の可愛いパステルカラーをご用意しました。

KM-5000A おでかけヘッドガード ロールメッシュタイプ

※SG基準認証製品
生産国:日本
保護範囲:前頭部、側頭部、後頭部 KM-5000A おでかけヘッドガード ロールメッシュタイプ 衝撃吸収材同士の間隔をとり、通気性に優れた生地を使用することで蒸れにくく通学や体育、遊び場やスポーツにも最適です。

KM-5000B アクティライトⅡ

※SG基準認証製品
生産国:日本
保護範囲:前頭部、側頭部、後頭部、頭頂部 KM-5000B アクティライトⅡ フルパッドの衝撃吸収材が頭部を保護します。お好きな帽子の下に装着してご利用ください。
※アウター帽子はサイズが合っても材質や被り深さによって合わない場合がありますのでご了承ください。

KM-4000J キッズインナー

※SG基準認証製品
生産国:日本
保護範囲:前頭部、側頭部、後頭部、頭頂部 KM-4000J キッズインナー

キッズインナーXSサイズ用ねこみみキャップ(アウターのみ)

キッズインナーXSサイズ用ねこみみキャップ(アウターのみ)

キッズインナーSS又はSサイズ用ポインケアキャップ(アウターのみ)

キッズインナーSS又はSサイズ用ポインケアキャップ(アウターのみ) 日常生活用具「頭部保護帽」の給付を活用してご購入を検討されている方向けの製品です。洗濯が可能でマジックテープの固定位置を変えることで頭囲とかぶりの深さの微調整が可能です。

KM-30J ヘッドガード フィット

生産国:日本
保護範囲:前頭部、側頭部、後頭部、頭頂部 KM-30J ヘッドガード フィット

 

よくある質問

質問:保護帽とは何ですか?

答え:保護帽とは衝撃を吸収する発泡素材が内蔵された『頭を守る帽子』です。転倒や家具・遊具による頭部への衝撃を緩和します。

質問:子供用の保護帽を選ぶ際の注意点は何ですか?

答え:保護帽子を利用する際には必ずサイズをご確認ください。衝撃緩和機能があってもサイズが合わず、万が一の際に帽子が脱げてしまっては意味がありません。サイズ調整機能がある商品もありますが、製品の特性上サイズ調整ができない商品もございます。