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2023/04/10
高齢者の転倒事故の原因は?転倒防止グッズも紹介
WELFARE COLUMN

ヘッドガード・保護帽とは

保護帽とは衝撃を吸収する発泡素材が内蔵された『頭を守る帽子』です。生活の中に溶け込む自然なデザインの保護帽『おでかけヘッドガードシリーズ』は室内・屋外に限らずどこでも違和感なく利用することができ、おしゃれに転倒時の安全対策を図ることができます。
衝撃吸収材には『ピタフォーム®』という抜群のエネルギー吸収性・高い制振効果・優れた耐久性・優れた安全性(RoHS指令対応)を持ち、パソコンケース等で衝撃吸収材・制振材として高い評価を受けている素材を使用しています。ピタフォーム®を内蔵した帽子は外部からの衝撃を緩和することで、無帽の時に比べて事故重症化リスクが軽減される実験結果があり、転倒防止、安全対策グッズの一つとして認知度が向上しています。

高齢者の転倒の危険性について

家の中や屋外でつまづいたり転んだりしたことはありませんか?『自分はまだ大丈夫』と思っていても加齢に伴う身体機能の低下から日常生活の中で転倒事故のリスクは高まっており、高齢者の介護が必要となった原因として『骨折・転倒』は『認知症』『脳血管疾患(脳卒中)』『高齢による衰弱』に次いで4番目に多いといわれています(厚生労働省「国民生活基礎調査」令和元年参照)。
令和2年10月8日に消費者庁から発表された『10月10日は「転倒予防の日」、高齢者の転倒事故に注意しましょう』のNews Releaseによると、65歳以上の高齢者の転倒を発生場所別に見たとき、住み慣れた自宅で転倒した割合は48%で最も多いとの報告もあり、非常に身近な問題となっています。
転倒事故は打撲や骨折を伴うことが多く、もとの生活を取り戻すまでに時間を要す場合があります。特に頭部を強打すると脳挫傷や意識障害等重症化の危険性が高まり、認知機能の低下や寝たきり等介護が必要な状態になったり、最悪の場合死亡に至るケースさえあります。

転倒の主な原因

転倒の主な原因は『加齢による身体機能の低下』『病気や服薬による影響』『運動不足』が挙げられます。

加齢に伴い筋力が低下し、関節の可動域が狭まると若いときにすばやく力強く行えていたことができなくなります。そこへ視力低下、視野狭窄などが加わると更に自分が思っている動作と実際の動作に違いが生まれ、ちょっとした段差でつまづいたり、転倒してしまうことがあります。

また、年を重ねるにつれていくつもの病気を抱え、服薬する薬の量が増加する人も少なくありません。副作用によってはふらつきや立ちくらみの症状が出て転倒しやすい状態になっている場合もあります。(※定期的な主治医と薬剤師への相談が有効です)

ケガや病気による運動不足にも注意が必要です。体を動かす機会が減ると身体活動が減少し、動き出しが鈍くなり、転倒リスクが増大します。そこで転倒してしまうと外出や運動が更に億劫となり、体を動かす機会の更なる減少に繋がってしまいます。

高齢者が自宅で転倒しやすい場所

住環境に着目すると、滑り、段差、障害物が転倒の原因になっているケースが多く、浴室、玄関、敷居、家電のコードが這っている居間などが転倒し易い場所として挙げられます。生活動線の見直しや住宅改修で滑り難い床材に変更したり、段差をなくしたりすることで転倒の原因を排除していくことが有効です。

高齢者が自宅で転倒しやすいといわれる場所の例

浴室・脱衣所
石鹸やシャンプー等の泡に限らず、濡れている床も注意 浴室・脱衣所

寝室
ベッドや布団からの立ち座り 寝室

玄関・勝手口
靴の脱ぎ履き、上がり框の段差 玄関・勝手口

階段
スリッパでの昇降や夜間見えづらい段差に注意 階段

トイレ
立ち座りやいきみ等による血圧低下による失神にも注意 トイレ

居間
配線コードやめくれやすいカーペット、ちょっとした段差(1cmでもつまづく可能性があります) 居間

高齢者が屋外で転倒しやすい場所

外出中の転倒についても滑り、段差、障害物がキーワードとなります。摩擦係数の低い大理石、リノリウムの床、雨に濡れたマンホール、一段高くなった歩道、縁石などが転倒し易い箇所として挙げられます。自宅ではないためこれらを解消することは難しく、転び難い道を選ぶ等経路の変更でリスクを減らすことはできますが、初めて訪れる場所などの細かな情報を収集することは現実的ではありません。

高齢者が屋外で転倒しやすいといわれる場所の例

店舗内
水(雨)で濡れた床 店舗内

店舗入り口
水(雨)濡れたマット 店舗入り口

道路
水(雨)でぬれた道路やマンホール、縁石の段差 道路

駐車場
車止め 駐車場


枝等の手入れ 庭

キヨタおすすめ 高齢者の転倒防止グッズ

段差など外的な転倒要因を排除するのが最も効果的ですが、借家、外出先等工事を伴う改修が難しい場所では転ばないよう十分気をつけて歩くよう心掛ける必要があります。しかしながら事故は予測不可能です。万が一転倒してしまった場合に備え、プロテクターを装着することが重症化を防ぐ有効な手段です。当社では転倒の衝撃から頭を保護する保護帽『おでかけヘッドガードⓇシリーズ』を豊富にラインアップしております。おしゃれに安全対策を図ることのできるご自身にあった最良のひとつを選んでいただけると思います。

おでかけヘッドガードⓇシリーズ

お出かけヘッドガードシリーズ 万が一に備えて着用をご検討の方にはデザイン的に市販の帽子と遜色なく気軽に着用いただける※「おでかけヘッドガードⓇシリーズ」をおすすめいたします。おでかけヘッドガード®シリーズは材質によって一部洗濯不可商品がございます。 ※注)給付を活用できるかは各自治体にご確認ください。好みの帽子と組み合わせおしゃれを楽しみたい方には「おでかけヘッドガードⓇセパレートタイプ用インナー」という選択肢もございます。 購入こちらから


また、保護帽の他に転倒対策として以下商品のご用意がございますのでご紹介いたします。

杖先くるりん

杖先くるりん

ぐりーんまっと

ぐりーんまっと

段差解消踏台

段差解消踏台

 

よくある質問

質問:保護帽とは何ですか?

答え:保護帽とは衝撃を吸収する発泡素材が内蔵された『頭を守る帽子』です。外部からの衝撃を緩和することで、無帽の時に比べて事故重症化リスクが軽減される実験結果があり、転倒防止、安全対策グッズの一つとして認知度が向上しています。

質問:高齢者の転倒の主な原因はなんでしょうか?

答え:転倒の主な原因は『加齢による身体機能の低下』『病気や服薬による影響』『運動不足』などです。
ぞれぞれ解説していますので、詳しくはコチラを参照ください。